奏法論

前書き

ギターの奏法を文章であらわすこと、これは想像以上に難しい。この「ギター奏法論」 は1999年より執筆して、いまだ未完である。考えながら書いているのでこうなってしまう。 私自身の多忙も影響しているが、なによりも私の考えが刻々変化するのが、その遅筆の 理由である。日々、練習をしていると考えは変わるし、他のギタリストとの交流の中で新しいアイデア を得たりしている。もちろん、他楽器の先輩方からも多くのアドバイスを得て、私の「奏法」 も変化している。ということで、この論文自体、基本的に論理構成など しっかりと考えて書いているものではないし、第一章を書き始めたのは前述したように、 かれこれ5年も前の話であるので、だいぶ変化している点もある。

この点をフォローすることが今回は自分で運営しているホームページなので、 やりやすいと考えた。ということで今回の「奏法論」はいわば（改訂版）、または（注釈版） とも呼ぶものである。その後の新説、新しく得たアイデアなどを追加、加筆していくことで できるだけ、最新の私の考えを盛り込んでいく予定である。

奏法論目次

• 第一章　第1部「構えについての疑問点」
• 第一章　第2部「ギターを構えずに（右手左手の機能）」
• 第一章　第3部「再びギターを構えて（右手編）」
• 第一章 第4部「再びギターを構えて（左手編）」
• 第一章 第5部「再びギターを構えて（体全体編）」
• 第一章 後書き＆2005年度版後書き
• 第二章 第1部「右手のテクニック（音について）」（２００５．９．２０UP!)