パークニング自伝(クリストファー・パークニング著)
「Grace Like A River」が原題。
英語で書かれているが読みやすい。
パークニングといえば、セゴビアの愛弟子として有名。
本人もセゴビアの後継者であると自覚しているのであろう。
というわけで、セゴビアのことがたくさんでてくる。
「セゴビアの教え」が随所に出てきて、ある意味では「弟子から見たセゴビアテクニック覚書」としても読める。
もちろん、パークニング自身がレコーディングや演奏活動において学んだものが、その試行錯誤の過程も含めて書いてあるので、それも参考になった。
残念なのが、ロメロファミリーに最初のギターの手ほどきを受けたのにもかかわらず、それについてほとんど触れていないこと。セレドニオ、またはぺぺの教えがどのようなものであったか?もう少し詳しく書いてあれば、面白かったのに・・・とも思う。
まあ、それにしてもギタリストが読んで、とても参考になる本には違いない。
おまけでCDがついています。日本円で2000円前後なのでお買い得かも。