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「芸術力」の磨きかた(PHP新書)

いわずとしれた、林望の本。
なんだか、この人の守備範囲は広い。
でも、読みたびに、なんとなくすらっと読めてしまって、それでいて、それなりに役に立つ。
・・・おそらく、それでいいのだろうね。

芸術とは何か?それを日常の中で見つけていこうというのが、この本の趣旨。
芸術は、生活のなかにとりいれるべきものである!という主張である。

それをアクティブに「遊び」の感覚で取り入れる方法、学びの方法も伝授している。

私が面白かったのは、何故かリンボウ先生の趣味のひとつがクラシックギターだということ。
まあ、楽器習得には基礎練習が大事!という例として取り上げているのですが、ギター習得には音階が重要!と述べているわけです。

ただし、ギターの醍醐味が現在のラミレス(リンボウ先生愛用)から学べるとは思いませんが。
(ラミレス信者の方には申し訳ないが・・・)


この本は、趣味を探している人、また習い事をしていて煮詰まってしまった人にお勧め。
ある意味、ちょっと偏りがありますが、リンボウ先生の意見には「ぶれ」がありません。
まあ、間違ったことは言っていませんし。

芸術関連ビギナーにお勧めの本。