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品川経由、山の手で渋谷へ。横浜経由、東急のほうが安いけど。
という本を最近読んだ。軽めのエッセイ集。我が師匠、ホセ・ルイス・ゴンサレスについてのエッセイが収録されているので購入。
フジ子・ヘミングと同列に並べられ書かれているのは、ちょっと違うような気がするが、ある意味、一般のギターファン、音楽ファンが思いがちな「ホセ・ルイスの音楽性の魅力」について、だらだら書いている。
実際にホセ・ルイスの音楽作りは理論的なものです。直弟子で、しっかり定期的にレッスンを受けた人なら分かると思うのですが、彼の歌い回しは「スペイン的理論(?)」に根ざしたものなので、一般のクラシック音楽の歌いまわしとは違うかもしれませんが、スペイン音楽の解釈としては正統派といえるでしょう。
このあたりが、この著者はわかってないらしい。まあ、音楽の専門家でもないので、一般的な魅力についての記録としては十分。資料的な価値はある。
ギタリストにも日常があります