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2007年09月21日

バッハ作品集(セルシェル演奏)

バッハを11弦ギターで演奏。
とにかくかつてセンセーションをまきおこした「バッハ演奏」であるに違いない。

今聞いても素晴らしい。
表現意欲はありながらも、すべてがコントロールされている。

11弦ギターの独特な響きが、古楽器を思い起こされる。なにか古の時代を思い起こさせる音色である。

おそらく、このセルシェルによるバッハは「ギターによるバッハ演奏」という範疇でくくってはいけないような気がする。リュートよりもある意味では、リュートらしい。そしてギターというよりはバッハの音楽が純粋に聴こえてくる。

スペイン発祥の楽器=ギター、というふうに考えると、やはりセゴビアなどの演奏に軍配があがるが、「音楽」というカテゴリーからみたら、あきらかにセルシェルが正当・・・。

イエペスなどと聴き比べてみるのも、「ギター」という楽器とは何か?を考えるのに役に立つ。

2006年08月11日

ルチアーノ・ベリオ「セクエンツァ集」

現代音楽界の巨匠、ルチアーノ・ベリオの「セクエンツァ」は全14曲あり、それぞれ異なった楽器のために書かれている。
各曲が割合長めの演奏時間であるので、全集となるとなかなか種類が限られた。
セクエンツァを数曲収めたCDもあったが、大概はギターは省略。
ギタリストのCDに単独で収められていることもあるが、「勉強」という意味で考えると、全集の中で聴きたい!という気持ちもある。

そこで、ナクソスからとうとう廉価版で登場。ギターはパブロ・サインス・ビジェガス。
名演奏、名解釈!

2006年08月10日

バビット「独奏と二重奏」

アメリカにおけるセリー作曲技法の大家、ミルトン・バビットのナクソスから出ている作品集。
ホルン、フルート、ヴィオラなど様々な楽器のためにかいた室内楽曲が聴ける。

ギター&フルートの曲が「独奏と二重奏」(ナクソス独特の日本語バージョン帯の記載に間違いあり)が収録されている。
ギタリストは、デヴィット・スタロビン。

2006年04月27日

「若き日のハイフェッツ名演集」

1925年~34年のハイフェッツの録音を集めたもの。
ハイフェッツのヴィブラートというのが参考になる。
あと、この時代の録音の雰囲気が好き。
曲も短くて良いし。

本当の意味でのヴィブラート研究という意味ではLP時代のほうがよいです。