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エル・ディアブロ・スエルト~解き放たれた悪魔(ジョン・ウィリアムス)

巨匠、ジョン・ウィリアムス演奏の南米曲集。
南米ものというと、ライトな感覚を思い浮かべるが、このアルバム収録曲は「アリーリョ・ディアス」レパートリーを中心としたものである。
難アレンジであるが、名アレンジの多いディアス編である。

個人的にこのディアス編楽譜をコンプリートするのが、私のライフワークでもあったので、このアルバムの登場は非常にうれしかった。

来日公演でも、「ああ、あの編曲は本当に弾けるんだ・・・」と、やはりジョンのテクニックに驚嘆。
というわけで、このアルバムは聞き耳はいいが、実はめちゃくちゃに難しいアレンジがほとんど。

ソホの「5つの小品」(名曲中の名曲!)が収録されているのも、なんとも嬉しい。これもディアスの愛想曲であり、やはり、その点においても、ジョン・ウィリアムスが巨匠アリーリョ・ディアスを讃えたアルバムといってもよい。

ディアス自身の録音が入手しづらいのが、残念。