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ピアノ演奏芸術(ネイガウス)

モスクワ音楽院在籍40年、名教授ネイガウスの名著。
ピアニストです。
私がバルセロナでアレックス・ガロベーに師事していたとき、彼が薦めてくれた本がこれ、でした。
それで、さっそく本屋で「スペイン語版」を購入。なんとか苦労して読みましたが・・・。
あんまり分かりませんでした。

ということで、帰国してから日本語版が改訳されて発売されていました。
読み直しても、いまいち分かりづらい。何回が読み直して、いろいろと頭の中で想像しながら解釈・・・すると「名著」である理由がわかります。

特に「第二章 リズムについて」は必読。音楽の本質はすべてリズムにある、ということが分かります。具体的な例が多いので、すぐに演奏に結びつくことが多く書かれています。