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微妙なスタンスで人と関わりあって生きているものである。思っているほど、他人が自分に与える影響は少ないものだし、そうであって欲しいと望むのが人間のずるいところ。
しかし、ちょっとした利害関係で、自分が傷つけられたと思う人が多いのも事実。そして、そう“思いたい人”も実は多いのが世の中というものである。他人を傷つけていることには無関心なくせに、自分がちょっと不利益をこうむるとすぐに反応してしまう。このあたりはもう“癖”としかいいようがないので、放置しておくほうが得策ではある。人間関係においては、無意識に他人を傷つけていることが多い、という事実を理解しておかないと、ほんとうに神経症になってしまう。人と関わる限り、他人を傷つけずに生きていくことなど不可能、と思ってしまえれば、だいぶ楽なのです。「鈍感力」というものが一時期はやったが、これは上記の“思いたい人”にならない方法なのであろうか？。本は読んでいないのでなんとも確証はもてないが、同じことをいっている本なのだと想像する。
…というようなことを、ちょこっと考えた。某友人の相談を受けてのことである。
ギタリストにも日常があります