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以下、出演者について覚書程度に感想。私はギタリストですので、ギターでの出演者以外のことは書きません。
「パルティータ」(ロジー)を演奏。楽器も良くなっている。よく弾きこんでいる安定した演奏。ただし、弾くので手一杯でフレーズ、アーティキュレーションなど不明瞭な部分が多い。それと各曲間の調弦の仕方など、もう少しステージマナーがあれば、と思いました。若いので仕方ないか。
「11月のある日」「そのあくる日」を演奏。独自の世界を持っていると思います。ロマン溢れる演奏でした。音色の弾き分けなどを上手く使って、楽曲の構成を明瞭にしていこうとしていたようです。しかし、曲の拍子に存するしっかりとしたリズムをもう少し勉強したほうがよさそうです。これを理解できれば、より自然に音楽が流れると思います。
「組曲ニ長調」(ポンセ)。名選曲!。このような選曲を本人がしたのか、先生がしたのかわかりませんが、大学生くらいになれば、選曲のセンスがいいです。演奏自体は、「このように演奏したいんだな・・・」とか「ああやりたいのね」というのが痛いくらいわかる、でもしっかりとできていないという感じ。その方向性は正しいです。フォームが不安定なのが、その実現を妨げているのでは・・・と余計な心配をしてしまいました。
自分の弟子なので、なにも書きません。本人には言いました。
ピアノ伴奏での「コンチェルト1番」(ジュリアーニ)。まあ、指が回ること!。若いっていいねー、という演奏。音色が一本調子なことが残念。フレージングなど的確に実現していただけに、たとえ「ピアノにかき消されようとも」ギターらしい部分(ギターらしい音)で弾ききる部分が欲しかった。そうすれば、よりジュリアーニらしい、ものになったと思います。どちらにしても指が回る、という印象。それ以上の印象は残りませんでした。
どの楽器を選ぶかも、「腕」のうちです。参加者の方、もう少し、この点を勉強しましょう。
来月からスペインなので、その調整で忙しかった。時間移動、曜日移動など、生徒さんにはご迷惑をおかけしたおります。みな、いい生徒さんで同意していただけました。ほんとにいい生徒をもつと、楽です。
ギタリストにも日常があります