「音楽の基礎」(芥川 也寸志著)
ちょっと前まで絶版だった本。
内容は新書としてはハード。読み応えあり。
しかし作曲家としての「きらり」と光る感性も文章のなかに見ることができる。
速度と表情の項には、「アレグレット」を記号ととらえず、原語の感性からニュアンスを感じること…というようなことが書いてあり、ある意味でとても「現代的」。
30年以上前に書かれた本であるとは思えない「正しさ」に満ちている。
前に述べたが、全体としてハード&内容充実であるが、興味のある項から読むべし。役に立ちます。基礎って大事って思えます。