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「ピアノを弾く身体」(春秋社)

岡田暁生氏の著作。
ピアノ奏者の身体感覚について書いた本だが、「難しいパッセージは難しそうに弾く!」というのがヴァーチュオーソの特徴!という結論などは、結構衝撃的だ。
現在の奏者がどうしてつまらなく聴こえるのか?というヒントがもらえる本である。

もちろんそれだけでなく、音楽家なら思い当たることがたくさん書いてある。シューマンとショパンのアルペジオの違いによる身体感覚の変化&リズムの違いなども面白かった。