富川ギター教室の教授法

「有名なギタリスト＝優秀な教授」の間違い

この世の中には多くのギター教室があります。しかし、コンクール歴や演奏歴はあっても、ほとんどの講師が教授法を確立していないといわざるを得ません

そのギター教室の講師本人が優れた演奏家であっても、優れた“教授法をもっている”ギタリストであるというわけではないのです。それでも、その教室の講師が“優れた演奏家”であれば、なんらかの技術を“盗む”ことはできるかもしれませんが、まったくの初心者に「練習しておいて…」とだけ言い捨てるギタリストがいるという話もよくききます。

しかし、問題なのは次のようなギター“講師”です。ある有名なギタリストに師事しただけで、“コネ”や“紹介”または“自薦”でギター講師を務めている人間です。そのような講師の中にはレッスンを食い扶持であるとしか考えておらず、演奏会も一回も開いたことがない…という講師もいるのです。このような場合にも、いかに生徒を教えるか？という“教授法”だけでも真剣に研究していればいいのですが、そうでもない講師がほとんどです。

演奏活動を行い、且つ教授法に精通しているギタリストに習いましょう！

演奏活動を定期的に行い、そしてギターの教授法に精通していることが優秀な“ギター講師”であるといえます。日々のレッスンのなかで自分が実践してきた“効果がある”練習法を伝えるのが本当のレッスンです。本当に優れた演奏家であるならば、どのような初心者の生徒にでも、ひとつひとつの練習の意味をしっかりと伝えることに楽しみを見出すはずです。「初心者だからいいかげんにやっていればいいや」というレッスンをする人は、自分自身のテクニックにおいてもいい加減な人なのかもしれません。

ひとつのリサイタル（賞味70分程度）をしっかりと弾ききれるテクニックを身に着けている人にしか他人を教える資格はないといえるのです。10分程度の曲しか一回の演奏会で弾いたことがないというギタリストは本当の演奏家の“体力”と“精神力”はないといえるのです。このことはアマチュアでギターを学んでいる方にも無関係ではありません。趣味で楽しんでいる方も、上達していけばより規模の大きい作品を弾きたいと思うはずです。バロックの組曲や、古典のソナタなどを弾ききろうと思ったときに、プロと同じような効率のよいテクニックが必要となるのです。一生続けようと思ったときに、それまでのテクニックが『5分の曲しか弾けない』ものであっては、手遅れなのです。

プロが使っているテクニック、もしくはプロが経てきたプロセスを、各生徒の発達段階において伝えることができるのが、プロの「ギター教師」です。今まで自分が身に着けてきたテクニックとその習得のプロセスを整理して、かつ日々の生徒とのレッスンにおいても様々なアイデアを得ていこうという意欲がある教師こそが本物です。

無料体験＆問い合わせ