クラシックギター必需品〜ギター
クラシックギターを弾くのには、もちろんクラシックギターが必要です!
体格に会わせて様々なタイプのギターがあります。
クラシックギターにはヴァイオリンなどと同様に弾く人の体格に合わせたサイズが数種類でています。
ギターのサイズは弦長で表されています。弦の長さが長ければ長いほど大きいサイズのギターであるといえますが、実際は胴体の
大きさやネックの長さや太さで弾き易さが変化してきますので、弦長が長ければ弾きにくいというわけではありません。
以下に簡略にギターのサイズと適正年齢及び特徴を表にしました。
ギター選びのための参考にしてください。
ギターサイズと適正年齢
弦長(サイズ) |
対象年齢 |
特徴 |
490mm |
幼児 |
本当に小さいギター。イメージとしてはウクレレよりも大きいくらい。
ヤマハが出している“ギタレレ”にも近い大きさ。
この大きさ専用の特殊がギター弦を使わないとうまく調弦が合わないことがおおい。 |
550mm |
小学校低学年 |
体格のしっかりしている幼児であれば、このサイズでもお勧め。 |
590mm |
小学校高学年 |
見た目、音質とも標準サイズ(650mm)にだいぶ近い感覚。
このくらいの大きさであると通常のギター弦でも遜色ない。 |
630mm |
手の小さい人&女性 |
ほとんど音量、音質とも標準サイズと変わらない。アマチュアで手の小さい人や女性などにお勧めのサイズ。 |
640mm |
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650mmは弾きづらいが、630mmだとちょっと音量・音色とも不満足・・・という人のためのサイズであろうか?
きちんとした製作家に頼んだ特注品には、このサイズでも標準サイズとまったく変わらない品質のものが多い。 |
650mm |
標準サイズ |
大人用。ほとんどのクラシックギターがこのサイズ。量産品から名製作家のものまで、このサイズが一番多いです。 |
※量産品の場合、各メーカー、各ブランドによって様々な分類がなされています。上記表はあくまでも参考にしてください。
※590mm以上のサイズは非常に各メーカー、ブランドによってばらつきがありますし、時代によっても違います。
※650mm以上のサイズもスペイン人製作家のもので多く見かけます。645mmというような大きさもプロの世界では“特殊”ではありません。音色、音量、弾き易さという観点から製作家は様々な思考錯誤しながら、様々なサイズのギターを作っているようです。
(参考)様々なサイズのギター
| 標準サイズ(弦長650mm)のギターです。
| | 左・・・弦長590mm
右・・・弦長650mm(標準サイズ) | | 左・・・弦長490mm
右・・・弦長650mm(標準サイズ) | | 右・・・19世紀ギター(1830年頃)
左・・・弦長650mm
19世紀頃のギターはネックも細く、ボディも小さく、弦長も短めでした。このような19世紀ギターを弾く専門家もいます。
この19世紀のギターと比較する意味で、640mm〜650mmを基本とする20世紀ギターを“モダンギター”と呼ぶ人もいます。 |
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